せっかく手間ひまかけて仕上げたセルフジェルネイルがすぐに剥がれて、上がった気分もだだ下がり……。そんな経験ありませんか?
スタッフの白木です。ネイル好きが高じてスクールに通い、セルフでネイルアートにハマり、ついにはネイルメーカーに就職して7年超、ネイルについてはお任せください!と言いたいところですが、こと「持ち」に関しては間全くダメだった私。早いときは2~3日でポロッと取れていました。
当時、たくさん調べてケア方法からサンディングから色々試したあげく結果はどれも同じ。逆にオフが楽だ(というか勝手に剥がれる)からまあいいわ、と開き直っていました。
ところが、同僚のひとりが特にケアもろくにしていないのにちゃんと2週間平気で持っていたのです(同じグランジェユーザー)。
これは私の爪になにか原因があるのかも、とさらに1年調べつくしてようやく2週間以上持つようになった私の頭の中を整理して、今回お届けしようと思います。
さらに、最新の持ち対策アイテム「ミキシングジェルプラス」についてもご紹介します!
ジェルネイルが剥がれやすい人(つまり私)の特徴
今から言う特徴は全て私のことですが、爪のタイプがジェルの持ちにとても関係することに気づきました。

爪が薄い
ジェルを付けていないと私の爪はぐにゃっと曲げれるくらい薄くて柔らかい。
同じタイプの爪の方も多いのではないでしょうか。爪自体が柔らかすぎると、少しの衝撃で大きく曲がってしまい、ヒビも入りやすく、ジェルも浮きやすくてどうしても取れやすくなってしまいます。

爪が下向きに曲がって伸びる
爪が薄いのもあるせいか、特に人差し指なんですが伸ばすと少し下に曲がっていきます。ジェルをつけて伸ばしていると、オフした時はまっすぐ伸びているんです。
つまり、ジェルをつけている時は自爪は下に曲がりたいけど、ジェルは固められた時のまっすぐな状態でいたい、というふうに反発してしまっている。結果、ジェルが浮きやすくなるのではないかと思うのです。
手がかなりの汗っかき
これ、幼い頃からのコンプレックスなのですが、私の手は暑い日じゃなくても、緊張していなくても、とても頻繁に汗をかいています。なので爪の水分もたっぷり。普通の人に比べてとても潤っている状態です。ジェルネイルを塗る時に水分や油分は大敵。おそらく脂性の方も同じです。これも私の爪がジェルネイルが取れやすい原因の一つなのです。
ジェルネイルがすぐ剥がれる主な原因と対策
次に、爪のタイプによらず一般的な剥がれる原因とその対策についてまとめてみます。
プレパレーション(下準備)不足
・水分油分が残っている
前述のとおりですが、ジェルネイルを塗る爪に水分油分が残っていると剥がれる原因となります。ジェルクリーナー等のアルコールでよく拭き取ってから塗りましょう。
・ルースキューティクルが残っている
甘皮処理とはよく言われていることですが、意外と理解されていないのが、甘皮(キューティクル)とルースキューティクルの違い。
甘皮(キューティクル)は、爪の根元にある、爪の指の間にある皮膚の層で、見たらすぐに分かります。爪の根元を保護しているので特にセルフの場合、浮いている部分以外は無理に除去するべきではありません。
対してルースキューティクル(ルーススキンとも言います)は、爪表面に張り付いている薄い膜で、見てもあまりわかりませんが、それが残っていることもジェルが剥がれる原因となります。
ウッドスティックにコットンを薄く巻き付けてた物(バトネ)を少し湿らせ、甘皮をゆっくり押し上げたところをウィットティッシュで拭き取ると、薄い皮が剥がれていくのがわかります。
個人的にはセラミックプッシャーがおすすめですが、メタルプッシャーは甘皮を傷つけてしまうことがあるので、セルフではあまりおすすめしません。

私の場合、ルースキューティクルの処理(セラミックプッシャー使用)で一旦かなり改善した経験があります。
・爪の状態が悪い
爪が乾燥している、表面にダメージが残っている、薄くなっている等、状態が悪いのもジェルの持ちにはよくありません。
健康な状態に戻る(生え変わる)まで待つのが一番の対策ですが、爪表面をネイルバッファで軽く(曇る程度で十分!)サンディングして整えるのもひとつのやり方です。

ジェルの塗り方
・爪先端まで塗っていない
爪先端まで巻き込んで塗るやり方(エッジラップ)は、持ちをよくするための一般的な手段。当然やっていないと剥がれやすくなります。
ただ、一般的にはピールオフベースではエッジラップはやらない方が良いと言われています。
理由としては、ピールオフベースはライトで硬化しても粘着質なので、上の層のカラーやトップでしっかり覆っていない(つまり剥き出しになっている)部分があると、そこから剥がれやすくなったり、ホコリなどの汚れがつきやすくなってしまうためで、ベースは表面だけ塗り、カラーやトップで先端にフタしてしまう方が良い(特に一般ユーザーには)だろうというわけです。
ところが私の場合は、ピールオフベースもエッジラップした方が持ちが良くなります。おそらく先端まで塗ったベースをしっかり覆うように気をつけてカラーやトップを塗っているからだと思いますが、個人差もあるところですので、持ちにお悩みの方は一度お試しください。

・塗る量を間違っている
ジェルの塗布量が薄すぎたり、多すぎてムラがあったりするのもよくありません。表面を十分に覆うくらい、また傾けても垂れてこないくらいの量を爪全体に均一に塗ってください。
・硬化不足
塗り方ではありませんが、ライトを当たる時間が十分でなければ当然しっかり硬化しておらず、密着も弱くなります。なお、グランジェの場合は(ピールオフ)ベースとカラーは10秒で仮硬化、トップは20秒で完全硬化します。ライトの性能によって照射時間は変わるのでご確認の上お使いください。

日常生活
・水仕事
私を含めて主婦にとって水仕事は避けては通れませんよね。でも水や油、また洗剤に触れることもジェルネイルの持ちには悪影響。面倒ですができればゴム手袋を使った方が対策にはなります。

・手仕事
ジェルに物がぶつかる、ひっかかる、こすれる等、当然ですが物理的に力が加わると剥がれるきっかけになります。特に手作業が伴うお仕事の方は、上記と同じくなるばく手袋で保護しましょう。
また、ジェルネイルをやりたての頃など、爪に何か塗ってあることが気になって無意識に指で触ってしまっていたり等もあると思いますが、なるべく触れずに、眺めて微笑を浮かべるのみとしておきましょう笑。
・シャンプー
シャンプー時にジェルと爪の間に髪の毛がひっかかる問題は、代表的なあるあるです。また、シャンプーがその隙間に入りこむのも密着を弱くしてはがれる原因に直結します。そこはシャンプーブラシを使用することで回避できるので、オススメです。

それでも剥がれてしまう?そんな方には「ミキシングジェルプラス」
今まで誰も着目していなかった、(ピールオフ)ベースを補強して持ちを良くする、という発想

お伝えした通り、ジェルネイルの持ちには様々な要因があります。なのに今までの私もそうでしたが、持ちが悪いとつい爪に密着している部分、つまり(ピールオフ)ベースに問題があると思ってしまいがちです。
特にピールオフベースは概ね、通常のベースよりも硬化時に柔らかく爪に密着し、それによってリムーバーを使わなくても剥がせるように作られています。
その上に重ね塗りするカラーやトップが同じように柔らかければ、脆く欠けやすく、また逆に硬ければ硬さのギャップによって剥がれやすくなってしまいます。
ピールオフベース自体を(硬化時に)硬くなるように作ってしまうとオフがしにくくなってしまうので、次に塗るレイヤーで補強してしまう、というのが先日新発売となった「ミキシングジェルプラス」です。
ミキシングジェルプラスの使い方
ピールオフベースを塗ってライトで仮硬化させた後に「ミキシングジェルプラス」をもう一度重ね塗りして仮硬化するだけ。その後は通常通りカラーやトップで仕上げてください。
ブラシの片面半分くらいを目安に多めにジェルを取り、ぷっくりするくらいの量がオススメ。ピールオフベースの1.5倍程度かそれ以上でしょうか。
ブラシを押さえつけないよう、優しく塗って厚みを出してください。厚みを出すことで強度を高め、持ちの良いセルフジェルネイルが期待できます。

キシングジェルプラスのQ&A
発売後にお客様から来たよくある質問です。
Q:通常のミキシングジェルのようにカラーと混ぜて使えますか?
問題なく使えます。
Q:グランジェ以外のピールオフベースでも使用できますか?
こちらも使えますが、他社のライトとスペックに違いがあるので、硬化時間にご注意ください。
Q:どのくらい持ちがよくなりますか?
すみません、お伝えできるようなデータが取れていませんが、私の場合は2週間前後の持ち(そのくらいでオフしてネイルチェンジします)だったのが、オフする頃まで全て取れる気配がないくらいにはなっています。
最後に
マニキュアからジェルネイルに乗り換える理由として、「ツヤの良さ」はもちろん「持ちの良さ」を挙げる方はたくさんおられると思います。
持ちが良いことと引き換えに、オフの面倒さがありましたが、ピールオフベースジェルの登場でそれも解消されました。
が、それでまた、持ちの良さという強みが少し弱まってしまったかも、というところに新しい対策商品の登場と、ジェルネイルの進化が続いています。
ジェルネイルの持ちについては、現在地として言えることの多くをここでお伝えしたつもりですが、参考になりましたら幸いです。
これからまたどんな展開が訪れるのか、楽しみにしていると同時に、ジェルネイルが多くの方にとってさらに使いやすく身近な存在になることを願っています。