ジェルネイルの使用期限と見分け方。正しい保管方法で上手に使い切ろう。


セルフジェルネイルを楽しむ上で、大切なことだけど意外と見落としがちなのがジェルの使用期限。長い間使わずに閉まっておいたジェル、見た目は特に問題はないけど使えるのかな?と疑問に思う方は多いと思います。
また、ジェルを保管する際に雑な扱いをしていると、使用期限が過ぎる前に劣化してしまう場合も。そうならないためにも使用期限とセットで正しい保管方法を知っておくことは大切です。今までこの2点についてあまり気にしていなかったという方は是非一度目を通してみてください。

目次

    ジェルネイルの使用期限とは

    未開封での使用期限

    ジェルネイルに使用するジェルには目安となる使用期限があります。基本的にジェルの使用期限は未開封のもので約3年。逆に3年以上経つと、中身のジェルが劣化している可能性があるので未開封でも使用しない方がいいということです。ジェルの使用期限はメーカーによって多少差がありますが、ジェルのパッケージなどには記載がないことがほとんど。気になる場合はメーカーにお問い合わせしてみてください。

    海外製のネイル用品

    ちなみに、海外製品にはこのように容器の蓋を開けたマークに「18M」と数字が書かれているものがありますが、これは開封後の使用期限の表記です。Mはmonth(月)の略なので、「18M」は開封後18ヶ月は問題なく使用できるということです。また、メーカーによっては分かりやすくパッケージの箱に日付を記載してあるものも稀にあります。

    開封後の使い切りのタイミング

    一度開封したジェルはできるだけ早く使い切るほうがいいですが、ジェルネイルの付け替えは頻繁にはしないと思うので、開封後は約1年を目安に使い切りましょう。グランジェのカラージェルポリッシュの場合は爪の大きさにもよりますが、1本で約12回分くらい使用できます(両手10本の指にワンカラーで使用した場合)。

    使えないジェルの見分け方

    開封して1年経っていなくても久々に使うカラージェルなんかは、これ使って大丈夫かな?と思うこともあるかもしれません。
    そんなときは次の3つのポイントをチェックして使用できるかどうかの判断をしてみてください。

    粘性が高い

    ジェルは温度変化で粘性が変わります。暑いところに置いておくと柔らかく、寒いところに置いておくと粘性が高くドロっとしますが、これは異常があるわけではないので使用できます(粘性が高く感じた場合は温めることで柔らかくなるので、適度な柔らかさになるまで温めてから使用してください)。
    元々のジェルの粘性にもよりますが、塗るのが困難なくらいドロドロだったりだまになるときは何かしらの光に反応して硬化が進んでしまった可能性が高いので、使用しないほうがいいです(この場合は温めても柔らかくなりません)。

    異臭がする

    ジェルはそれぞれジェル特有の匂いがします。ジェルで全くの無臭というものはほぼないので、匂いがすること自体はおかしくありません。しかし、久々に使おうと思って蓋を開けたときに明らかに開封時とは違う異臭がする場合は使用を控えたほうがいいでしょう。

    変色している

    カラージェルでは元々の色と違っていたり、トップやベースでは無色透明だったのが黄ばんでしまっていることがあります。その場合は内容成分が劣化し変色してしまっているので破棄しましょう。

    撹拌(混ぜること)が必要なジェルは蓋を開けたときに成分が分離して顔料が下に沈んでしまっているときがありますが、これは成分が単に分離しているだけで変色しているわけではないので問題ありません。撹拌すれば成分が正常に混ざり合うので通常通り使用することができます。

    この3つのポイントの中で1つでもどこかおかしいなと思ったら、品質が損なわれている可能性が高いので使用しないことをおすすめします。

    使用期限が過ぎたものを使ったらどうなるか

    正直なところ、ジェルの使用期限は約3年とか、開封後約1年とか曖昧なところがあります。そのため、ジェルの見た目に異常がなければ使おうと思えば使えます。
    しかし見た目に異常はなくても、経年劣化による揮発(液体が気体に変わること)や重合反応(硬化すること)によって成分バランスが崩れていることがあります。そのため、爪に塗ってしまった後にトラブルになる可能性もあります。何も起こらない場合もありますが、少しでもトラブルになる可能性があるならばメーカー側からすると使用しないでいただきたいというところです。

    では実際に使用期限が過ぎたジェルはどんなふうになってしまうのか、使用期限が過ぎたジェルを使用して起きるトラブルにはどんなものがあるのかご説明します。

    期限が過ぎたジェルの状態

    一番新しく製造されたカラージェル
    開封後約4年経過したカラージェル

    こちら開封後約4年ほど経過したものです。一番新しく製造されたものと比べると変色はしてないですが、少し酸化したような匂いで粘性もかなり高いです。

    実際に塗ってみると、ジェルがもたっとした感じで塗れないことはないけど塗りにくい印象ですね。

    079 Purple Hazeの色味を比較したもの

    左が新しいもので右が使用期限が約4年過ぎたものです。色が退色しています。

    こちらはグランジェの取り扱いがある店舗に未開封の状態で置いてあったものですが、中身が凝固してしまっているので使い物になりません。蓋を開けたときにブラシが固まったジェルに埋まって抜けてしまいました。

    このように、使用期限が過ぎていても明らかに劣化していると分かるものもありますが、実際は見た目には分かりづらいジェルの方が多いと思います。

    使用期限が過ぎたジェルを使用した場合

    もし使用期限が過ぎてしまったジェルを使用してジェルネイルをした場合どのようなトラブルが起こりうるのかまとめました。

    塗りにくい(レベリングができない)

    前述しましたが、粘性が高くなりセルフレベリングがうまくできていない状態になっているので、塗りにくいです。結果色ムラになってあまりきれいな仕上がりになりません。

    硬化不良

    硬化不良を起こしやすくなります。硬化不良になると、トップジェルは完全硬化しているけど、中のカラージェルだけが固まっておらず半生のような状態になり、そのまま放置していると隙間から雑菌が入り込んでグリーンネイルなどの爪トラブルに発展するリスクが高くなります。

    トップジェルが曇る

    トップジェルが劣化している場合は塗ったときは問題なく見えても、硬化すると曇ってしまうことがあります。

    かゆみや赤み(アレルギー症状)

    使用期限が過ぎて品質が落ちたジェルは使用後にかゆみや赤みがでたり、アレルギー症状がでるリスクが高くなります。

    持ちが悪い

    ジェルの持ちに関しては、一概にジェルの使用期限だけのせいとは言い切れませんが、爪やジェル同士の定着が弱くなり持ちが悪くなることがあります。

    実際に本当に持ちが悪くなるのか試してみました。
    グランジェのベース、120 Cosmopolitan、トップすべて開封後約2年経過したものを使用し、一番取れやすい右手の人差指に施術しました。
    塗りやすさや見た目に特に異常はありません。

    5日経ったところで、爪先がリフト(浮き)しました。
    何かに引っ掛けてしまったようでリフトしたところから爪先のジェルだけが欠けてしまいこのような状態に。

    通常なら2~3週間持ちますが、約1週間でリフトするという結果でした。
    使用期限を過ぎるとすべてのジェルがこうなるわけではありませんが、持ちが悪くなる可能性もある、ということが分かりました。

    保管方法

    冒頭でお伝えしたように、保管方法に気をつけないと使用期限が過ぎていなくてもジェルが使えなくなってしまうことは意外とよくあります。私も実際何度か経験していますが、よくあるのはブラシや中身が硬化したり、ジェルが流れ出てしまったりというところでしょうか。
    せっかくなのできちんと保管して最後まで使い切っていただきたいので、正しい保管方法もご紹介します。

    ボトルの縁を拭く

    ジェルを使用した後は、クリーナーまたはエタノールを含ませたキッチンペーパーでボトルの縁をきれいに拭いてください。

    左:ボトルの縁にジェルが溜まっている、右:ボトルの縁についたジェルが固まっている

    ジェルを使う際は必ずブラシをボトルの縁でしごきますよね。そうするとこのようにジェルがどんどんボトルのネジ部分に溜まっていきます。このまま蓋を閉めてもジェルが間に入り込んでいるせいできちんと閉まっていない状態になります。そうすると、その隙間から空気が入ったりジェルが漏れたりしてしまいます。
    また、ボトルの縁について少し硬化してしまったジェルが混ざっていたりすると、次塗るときにブラシがそのジェルも一緒にとってしまいきれいに塗れません。

    毎回ボトルの縁を拭かずに蓋を閉めているとキャップの内側にもジェルがたくさん溜まってしまいます。

    合わせてキャップの縁とブラシの柄の部分も拭くときれいに保管できますよ。

    ボトルを立てて保管

    ジェルポリッシュもジャータイプのジェルでも横向きや傾いた状態で長い間保管していると中身が流れ出てきてしまう可能性があります。特に開封後のものや容器の縁にジェルが残ったままのものは高確率でジェルが漏れてしまうので、しっかり立てて保管するようにしましょう。

    コスメを保管しているところに一緒に保管

    ジェルの保管場所には冷暗所が適しています。直射日光が当たらず、温度変化の少ない場所なので、普段コスメを保管している棚などに一緒に保管しておくのがおすすめです。
    ジェルは日光や室内のライトなどでも成分が反応して硬化してしまうことがあるので、見た目が可愛いからと窓際に飾ったり、テーブルの上に出しっぱなしにするのはおすすめできません。使用している最中もなるべくその都度蓋をかぶせてあげたほうが安心です。

    開封日を書いて貼っておく

    ジェルの使用期限って購入したときはあまり気にしていないですよね。久しぶりに使おうと思ったときに、「あれこれいつ買ったかな?」と思うことが多いです。そうならないように、初めて開封したときにその日の日付をシールに書いて貼っておくのがベストです。そうすればその日付を目安に使い切ることができるし、どのカラーが新しくてどのカラーが早く使った方がいいかなどが一目でわかりやすいです。

    このように保管方法を気をつけていれば、ジェルを無駄にすることなくきれいに使い切ることができます。これからジェルネイルを始めようとしている方も、すでにセルフジェルネイルを楽しんでいる方も、消費期限と保管方法は大切なことなのでセットで覚えておいていただければと思います。


    お知らせ

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    by 白木ありさ