ジェルネイルをしたままの手で料理をする時、みなさんどのように対応されていますか?全く気にしない人から、料理の時は絶対にネイルをしない人まで、様々ではないでしょうか。
一番想像しがちなリスクとしては、料理中にネイルが取れて料理に混ざってしまうのではないか?という点だと思いますが実はそこではない意外なジェルネイルの問題について、今回簡単に説明します。
ジェルネイルは100%完全には固まっていない
ジェルネイルは刺激性やアレルギー性のある原料が何種類も混ざってできており(原料についての記事はこちら)、メーカーとしては直接肌に触れないように常に注意喚起しているのは、みなさんご承知かと思います。
ただ光で硬化してしまうとその刺激性やアレルギー性はほとんど失われて安全になります。
しかし、光で完全に硬化したように見えるジェルでも、空気と接触している表面部分の硬化は弱く、またその内部も成分が100%光に反応しているとは言い切れません。つまり、実際には施術後に微量が溶出している、という可能性があるのです。
これはメーカーを問わず、またサロンかセルフかを問わず起こり得ることで、またプロのネイリストでもほぼこのことに問題意識を持っていない(もしくは知らない)というのが問題だと思っています。
米とぎなど、素手の作業は避けた方が良い
料理では米とぎからおにぎり、サラダをちぎったり、ハンバーグをこねたり、素手で作業する場面はいくらでもありますが、ジェルネイルを仕上げた直後はできるだけ避けましょう。
特に包丁を使った作業では、誤ってジェルを傷つけてしまわないようにご注意を。硬化不足のジェルが、傷から溶出してくることも考えられます。
対処法
クレンジングオイルで手を洗う

ジェルネイル自体は油性原料です。アレルギーや皮膚刺激予防としてはクレンジングオイルで手を洗うことが最善です。料理前はもちろん、ジェルネイルの施術後には是非行ってください。
手袋をする

言うまでもありませんが、ニトリルグローブなどの手袋をして作業すれば料理にジェルネイルが混ざる可能性はほぼなくなります。リスクを完全に回避したい場合は、迷わず手袋をしてお料理してください。
まとめ
硬化したと思いこんでいたジェルネイルの中に、まさか未硬化ジェルが含まれているかもしれないなんて、みなさん想像もしていなかったのではないでしょうか?
ジェルネイルのリスクを正しく知り、避ける方法を知ったうえで、お楽しみいただけることを願っています。美しい物には棘があるのは世の常ですから。
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