先日ヤフーにジェルネイルが新型コロナの医療現場を混乱させるわけという記事が掲載されていました。
2020年4月に発令された緊急事態宣言以降の外出自粛で、在宅ワークやネイルサロンの閉店によってセルフネイルの需要が高まっている中、医療現場では患者のジェルネイルやマニキュアのオフを看護師さんがしなければならず、負担になっている、という内容です。
オフしなければいけない理由は「パルスオキシメーター」が誤作動を起こすため。聞き慣れない名前ですが、きっと皆さんもご存知の装置です。この記事を受けて、簡単ではありますが一筆。
パルスオキシメーターとは?
動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定するための装置で、指先を挟み込む形をしています。
その用途は様々で、肺炎の重症度判定や、入院患者へのバイタルサインチェック、エコノミー症候群の検査、また医療現場以外でも高山病予防の目安に使われたりしています。病院の健康診断で使ったことがある方も多いのではないでしょうか?
尚、パルスオキシメーターが新型コロナウイルスの感染判断になる、との誤解を与えるようなテレビでの報道があったようですが、メーカーであるKONICA MINOLTAのホームページに、「新型コロナウイルスの感染判断はできません」と明記されていました。感染予防目的のために購入されないようご注意ください。
ジェルネイルやマニキュアをしていることによる問題
パルスオキシメーターは、LEDライトで指先に光を通し、血液の色を測定することによって血液中の酸素飽和度を測っているとのことです。
冒頭にも書きましたが、それがジェルネイルやマニキュアをしていると正しく測定されないため、多忙を極める医療現場で看護師がネイルをオフするためにさらに手間や時間をかけてしまっている、と記事では警告しています。
特にジェルネイルの場合、正しいオフのやり方を知っている人が現場にいない場合も想定されますし、むしろ多くの場合そうなのではないでしょうか?
病院に行く前にやるべきこと
とにかくオフをしましょう
病院に行くことが分かっているのであれば、オフしてから行きましょう。よろしければジェルネイルのオフの方法をご参照ください。よろしければご一読ください。
パルスオキシメーターの使用した検査の有無までは事前に分かりませんが、ともかく今は少しでも医療現場に負担をかけないことを優先するべきだと思います。
ピールオフタイプを使いましょう
アセトンなどの溶剤が必要なく、シールをめくるように剥がすだけの「ピールオフ」タイプのジェルネイルだと必要な時に簡単にオフできます。
手前味噌で恐縮ですが、グランジェにもピールオフベースジェルや、それを含めたジェルネイルキットがありますのでよろしければお試しください。
記事にもありましたが、自分が美しくありたいと思った時、今この事態において、安全や他者への思いやりもなしには体現できるとは思えません。
単に爪を美しくする、という行為が今どこに影響が及ぶのかを知ったうえで、セルフジェルネイルをお楽しみください。
お知らせ
持つ、剥がせる、傷まない。
みんなが待ち望んでいたジェルネイルキットがついに登場。