ジェルネイルキットを買ってセルフで始めたい、だけど選び方の基準が分からない、どの情報を信じれば良いのかも分からない、とはなりませんか?
せっかく買った物がうまく使えないと、お金、費やした時間、収納場所の無駄。そのままゴミ箱へ行けば、資源の無駄、環境に悪影響と言えば言い過ぎでしょうか?
ただ実際、ジェルネイルキットは他のコスメよりも使いこなすのに少しハードルがあり、残念ですが買ってはみたれども挫折したという方が多いのが現実です。
私たちは、セルフジェルネイルによって単に爪がキレイになるだけでなく、それによって自信を得た、前向きになれた、というようなユーザーをたくさん見てきました。なので、せっかく買ったのに挫折した、嫌になったという人をとてももったいなく思い、少しでも減らしたいと思っています。
ジェルネイルキット選びで大切なことは大きく2点。まずは商品選びのポイントを知ること、そして自分に合った商品を選ぶことです。失敗しないジェルネイルキット選びができるようになる、というゴールを目指してぜひ最後までお読みください。
セルフジェルネイルの全てをまとめたこちらのページを合わせて読むと、より理解が深まります。よろしければご一読ください。
ジェルネイルキットを構成する基本アイテム
ジェルネイルキットにはどんなアイテムが含まれているかを、まずは把握しましょう。基本的には大きく4つに分かれます。すでに知っている!という方はサラッと読み飛ばしてください。
- ジェル
- ジェルネイルライト
- 溶剤
- ネイルツール

ジェル
爪の上に塗る粘性のある液体で、ジェルネイルライトで照射して硬化させます。ベース、カラー、トップの3種類が基本構成となります。

<ベースジェル>
無色透明で、爪に直接塗る下地のジェル。爪に密着して簡単に剥がれないようにする、という役割を担います。主に3つのタイプがあります。
・サンディングタイプ:
塗る前に爪表面をネイルバッファ(爪やすり)で軽く削る必要があるベースジェル。爪表面に小さな凹凸を作ることでジェルを剥がれにくくします。
・ノンサンディングタイプ:
爪表面を削る必要のない、密着度の高いベースジェルです。
・ピールオフタイプ:
オフ用の溶剤を使うことなく、シールのように剥がして取るタイプです。
<カラージェル>
顔料などを混ぜ込んで色付けしたジェル。ラメや細かいパールのような材料だけ入っているものも含めてカラージェルと呼びます。
<トップジェル>
仕上げに塗る透明のジェル。表面にツヤを与え、ジェルに強度を加えます。大きく2つのタイプに分かれます。
・拭き取りタイプ:
最後に爪表面を溶剤で拭き取る必要があり、ジェルネイルライトで照射しても完全には硬化しません。ネイルサロンではほぼこのタイプです。
・ノンワイプタイプ:
対して、溶剤で拭き取る必要がなく完全に硬化します。セルフジェルネイルではこのタイプが一般的になりつつあります
尚、この3つのジェルを使用するタイプをスリーステップと呼んだりします。
近年は以下のようなジェルの登場によってジェルネイルキットも多様化しています。

<ワンステップジェル>
ベース、カラー、トップの役割を1つに集約したジェル。
<ジェルネイルシール>
ブラシで塗るのではなくシールを爪に貼りつけ、ライトで照射して爪に密着させるタイプです。
また、ジェルの容器については大きく2種類に分かれます。

<ジェルポリッシュ>
マニキュアでおなじみ、ガラス瓶にブラシ付きキャップというタイプ。セルフジェルネイルではこのタイプが主流になってきました。
光に反応して硬化するジェルネイルの容器は、光を遮断するために塗装されているため中身が見えません。
<ジャー(コンテナ)>
上記に対してブラシのない主にプラスチック製の容器です。別途ジェルブラシが必要となります。
ジェルの種類ごとにジェルブラシの拭き取り、もしくは別々のブラシの用意が必要なので、基本的にはプロのネイリスト向き。実際ネイルサロンではほぼこちらが使用されています。
容器もペン型や、アイシャドウケースのような形状など、近年は様々な物がリリースされています。
ジェルネイルライト
ジェルの硬化専用ライトです。ジェルに含まれる重合開始剤という成分を反応させて硬化させるという仕組みで、特定の波長の光(主に405ナノメートル)を放ちます。
ライトの形状は様々ですが、ネイル1本ずつ照射するポータブル型か、ネイル4~5本ずつ照射する置型か、の大きく2つに分かれます。

<ポータブル型>
ネイル1本ずつ照射するスタイルで、ペン型やマウス型、ボックス型などあり、充電可能なコードレスもあります。
セルフジェルネイルでは、ネイル1本ずつジェルを塗って照射するやり方がミスを少なくするため、収納しやすいポータブル型が広く流通していますが、ネイルのサイドにまで光が当たりにくいというデメリットがあります。
<置型>
ネイル4~5本を1度に照射するスタイルで、ドーム型や、ボックス型などがあります。
ネイルサロンではまとめて数本にジェルネイルを塗り、ライトで照射している間に空いた手にジェルを塗るというやり方ができるため、基本的には置型ライトしか設置していません。
セルフジェルネイルでも、収納に困らない場合はこちらのタイプでも全く問題ありません。
溶剤
主にジェルネイルのオフの際に使用する、アセトンやアルコール系の溶剤で、主にこちらの2種類となります。

<ジェルクリーナー>
アルコール系の溶剤で、爪や手の消毒、油分の拭き取りなどで使用します。
<ジェルリムーバー>
アセトンを主成分とした溶剤で、ジェルネイルのオフ時に使用します。
ネイルツール
爪の形を整えるためのネイルファイルやバッファ、細かい作業やオフに使うウッドスティックなど様々なアイテムがあります。
ジェルネイルキットでは、必要最小限の数点のみ入っている、もしくは様々なツールやパーツなどが大量に入っている、の大体どちらかに分かれます。

ジェルネイルキットのパターン
ジェルネイルキットをウェブで検索すると実に様々な種類がひしめき合っているように見えますが、ざっくり分けると4つのパターンに集約されます。
①スリーステップ(ジャー(コンテナ))+ 置型ライト
②スリーステップ(ジェルポリッシュ)+ ポータブル型ライト
③ワンステップ(ジェルポリッシュ) + ポータブル型ライト
④ジェルネイルシール + ポータブル型ライト
①スリーステップ(ジャー(コンテナ))+ 置型ライト

一般ユーザー向けにジェルネイルキットが発売され始めた当初このパターンしかありませんでした。ジャー(コンテナ)容器に入ったベース、カラー、トップの各ジェルと、置型ライトという組み合わせ。
ジェルブラシを含めた大量のツール類が付属されている場合がほとんどで、ネイルサロンで見かけるようなアイテムを一式そろえたようなスタイルとなります。
収納性は重視されておらず、自宅でスペースや時間を気にせずプロと同じようなやり方でやってみたい、またアートネイルに挑戦したい方はこのパターンがマッチします。
②スリーステップ(ジェルポリッシュ)+ ポータブル型ライト

①をより一般ユーザー向けに進化したのがこのパターン。容器がジャー(コンテナ)からジェルポリッシュになり、置型ライトももっとコンパクトな物に。また付属のツール類も最小限、というシンプルな組み合わせです。
一般ユーザーにアートネイルはハードルが高いため、シンプルな内容で良いのでワンカラーをしっかり仕上げたい、というニーズに答えたジェルネイルキットで、収納性もかなり改善されています。
グランジェのジェルネイルキットはこのパターンとなります(剥がせるジェルネイルキットにリニューアルしました)。
③ワンステップ(ジェルポリッシュ)+ ポータブル型ライト

既述のとおり、ベース、カラー、トップがひとつになったのがワンステップ。②のオンの工程さらにシンプルにした上に、ピールオフタイプ(シールをめくるように剥がすだけ)でオフまで簡略化した、手軽さを追求したスタイルで、バラエティショップなどで最も流通してます。
手軽な分ジェルの持ちやツヤの品質に劣るため、結局ワンステップジェルのメーカーでもベースジェルやトップジェルがリリースされてスリーステップとの境目が曖昧になってきています。
④ジェルネイルシール + ポータブル型ライト

セミキュアと呼ばれている半分硬化しているシール状のジェルを、ライトで硬化して仕上げるというパターンです。以前からネイルシールはありましたがそのジェル版というところでしょうか。
テクニックがあまり必要ない上にデザインの種類も豊富で、最も手軽にアートネイルが手に入る、と言えます。
イニシャルコストも上記3つのジェルネイルキットより低い反面、ランニングコストは高くなる傾向で、爪の形にシールがぴったり合わないというデメリットもあります。
このタイプでも、ベースコートやトップジェルはリリースされています。
もちろんこれ以外のパターンも存在しますが、まずはこの基本の4つを理解しているとそのジェルネイルキットの方向性が把握しやすくなります。
ジェルネイルキットの評価項目
次に、ジェルネイルキットを評価する上で見るべきポイントや注意点をお伝えします。購入前の判断は難しい点も多くありますが、ぜひ参考にしてください。以下の4つの項目に分けて説明します。
- 仕上がり
- 扱いやすさ
- 収納性
- 安全性
仕上がり

<ツヤ>
ジェルネイルをしたい、続けたい、と思う方の一番の動機とも言えるのがこの「ツヤ」。ツヤのあるネイルを見て気分を高め、日々気持ちの支えにしているユーザーがたくさん存在しています。
仕上げた時、また時間が経過してもしっかりとツヤがあるかどうかはジェルネイルキットにおいては基本的で重要な項目です。すでにお持ちの方は、隣の爪に別ブランドを使用して比較してみましょう。購入前の方は、そのメーカーのツヤを担うトップジェルの評価を調べてみるなどしてみてください。
<持ち>
ツヤと同じくらい大事なポイントが「持ち」。数日で部分的に剥がれていくマニキュアとの大きな違いです。持ちは品質によるところはもちろんですが、プレパレーションや塗り方、施術後の生活習慣(水仕事や家事)、爪のタイプや状態など様々な要因が影響します。
正しく使用した場合、通常どんな人でも2週間以上持つことがひとつの目安となります。
<発色>
カラージェルの発色の良さも重要な項目です。ただ、マニキュアでは表現の難しい透明感を演出できるのもジェルネイルの特徴で、あえて顔料の濃度を抑えたカラージェルもあります。
発色が強ければ良いというより仕上がりイメージに合う発色の強さかどうかや、自分の肌色に合うかという視点が重要なポイントです。
扱いやすさ

<テクスチャ>
よくジェルネイルで「テクスチャ」という言葉で語られるのはジェルの粘度、粘り気の強さのことです。
テクスチャが硬いと成形しやすく、ジェルを厚盛りしたりパーツを置いたりできるのでアートネイル向きでプロが好みます。一般ユーザーにはマニキュアに近い柔らかめの方が好まれがちです。ご自身の好みのテクスチャを探してみてください。
テクスチャは温度の影響を強く受け、温度が低いと硬くなり、高いと柔らかくなります。メーカーは常温時のテクスチャを想定しているので、保存場所の温度が偏っている場合は常温に戻して使ってみてください。
<レベリング>
テクスチャと同じようで違うのがこのレベリング。ジェルが爪表面にスムーズに広がりやすいかどうか、というポイントです。
レベリングの良いジェルだと硬めのテクスチャでもなめらかに表面を覆い、きれいな表面を作ってくれます。逆に悪いとハケ筋が平らになるまで時間が必要です。
<塗りやすさ>
毛の量、長さ、弾性、などの要素と、ジェルのテクスチャとの相性でブラシの塗りやすさは決まります。程よいバランスだと爪のカーブに沿って均一に毛束が広がり、ムラ無く綺麗にジェルが塗られていきます。
特に白っぽいカラーは塗りムラが出やすく、良し悪しが顕著にあらわれます。
<硬化スピード>
ジェルネイルライトで照射する時間もメーカーによって様々。スピーディに硬化するためには、ライトに十分なパワーが必要です。
実はここが注意するべきポイントですが、ライトの説明としてよく表示されているワット数(W)は消費電力のことであり、ライトのパワーではありません。ワット数ばかり大きくても硬化スピードの遅いライトもたくさん出回っています。
実際のパワーは「放射照度」や「光束」などで測りますが、その表示がされているメーカーはほとんど無いため、使用方法などで記載されている「推奨照射時間」などを参考にライトを選んでください。
<工程数>
ジェルネイルのオンの工程数はジェルの種類によって変わります。プレパレーションを除くと最も少ないパターンでは、ワンステップジェルを塗り→ライトで照射する、のわずか2工程です。多いパターンだと10工程に及びます。
工程数は少ないほど手軽ではありますが、多いほうが仕上がりが良いという場合もあります。使用方法を確認して何工程あるのか見てみましょう。
<使用方法の説明>
商品選びと同じくらい、正しい使い方をするかどうかも非常に重要です。上記の通りライトの照射時間や必要な工程数はジェルネイルキットによって違います。サイトなどにしっかりと使用方法の記載のある物を選びましょう。
酷いケースだと使用方法どころか問い合わせ先の記載も無い、並行輸入しただけの物も販売されていますが特に初心者の方には絶対におすすめできません。
収納性

<容器の種類>
ジェルポリッシュかジャー(コンテナ)タイプかで収納性や、使用アイテム数、作業スペースに差がでます。ジャーの場合別途ジェルブラシが必要で、また使用後のブラシについたジェルを拭き取りるための溶剤やキッチンペーパーなどの準備も必要です。
<ライトの形状>
収納性を重視するならもちろんコンパクトなライトを選びましょう。大きいライトの方がまとめてネイルを照射できますが、セルフジェルネイルの場合は1本ずつ仕上げる方が、爪のサイドにジェルが流れてしまうなどのミスを防げます。
<アイテム数>
大量のネイルツールやパーツなどが入っているジェルネイルキットは、ネイルツールの種類や使い方を知るには良いかもしれませんが、そのうち本当に必要で使い続けるような物は一部もしくはほぼ無いということも。収納という意味ではデメリットとなります。
安全性

<日本製>
安全性に対する厳しい基準を背景に、現在でも国産化粧品には信頼できる面があります。肌や爪トラブルのリスクを少しでも減らしたいのであれば日本製を選びましょう。
<成分>
成分から安全性を見極めるのは簡単ではありません。またどれだけ安全性をアピールしているジェルでも感作性(アレルギー性)のある成分を使わなければジェルネイルはできないのが現実です。
判断の難しい項目なので、せめて実績のあるところや実店舗でも流通しているメーカーを選ぶことをおすすめします。
<ダメージ>
髪のダメージ無くカラーリングをすることが不可能なように、ジェルネイルをする限りどのメーカーを使用しても爪ダメージが全くゼロになることはありません。声高に安全性を謳うメーカーを選ぶことよりも、どのような使い方をするかが大きな差を生みます。
特にネイルオフを何度も繰り返すこと、オフ時に無理やり剥がしてしまうことでダメージが生じます。オフが手軽なワンステップやジェルシールでも剥がす際に大きなダメージにつながるケースがあります。
<化粧品登録>
化粧品登録をしているということは、日本で化粧品として商品を流通させる上で定められたルール(全成分表示義務など)に沿っているということです。基本的には危険な成分を使用できない基準になっています。
化粧品として流通していてもたまに問題が起こるので絶対安全とは言えませんが、直接爪に塗るベースジェルくらいは化粧品登録済を選んだ方がベターです。
タイプ別おすすめジェルネイルキット
どんなネイルに仕上げたいをイメージして、あなたのニーズに合ったジェルネイルキットを知りましょう。
前述のジェルネイルキットのパターンをご参照ください。

ワンカラーや簡単なデザインでオッケーな方のうち、
<持ちとツヤはしっかり求めたい>
②がマッチします。スリーステップで持ちとツヤを確保して、収納性も高く、また簡単なフレンチネイルくらいはジェルポリッシュで十分可能です。
グランジェの「ピールオフジェルネイルセット」がおすすめ。オフも溶剤いらずで手軽な剥がせるジェルネイルにリニューアルしました。
<ツヤは当然求めたいが、1~2日で手軽にオフしたい>
②がマッチします。ただしピールオフタイプのベースを選択してください。仕事上普段ジェルネイルができない方などで、休みやイベントのタイミングだけで楽しみたい方へ。
<持ちとツヤよりとにかく手軽さを求めたい>
③がマッチします。ワンステップでネイルオンも手軽に、ピールオフでオフも手軽にセルフジェルネイルを楽しめます。
いろんなアートネイルにチャレンジしたい。作業、収納スペースは気にしない方。
①がマッチします。ネイリストを目指す方などもこのパターンのジェルネイルキットでぜひスタートしてみてください。
自分で上手にジェルを塗る自信はない。でもワンカラーもアートネイルもしたい。爪にピッタリ合わなくても多少は気にしない方。
④がマッチします。ネイルオンのハードルが下がるので、最初はジェルネイルシールで試してから塗るタイプを検討してみるのもありです。
爪が割れないように保護をしたい方。
①か②のスリーステップがマッチします。爪を保護する目的の場合、ベースジェルでしっかり持ちと、トップジェルで強度を担保してください。それぞれ少し厚めに塗る、もしくは薄く何度か塗り重ねることで厚みを作ります。
グランジェの「ジェルポリッシュセット」がおすすめ。
爪にダメージを与えたくない。でもジェルネイルはしたい。
前述の通り、ジェルネイルは多少の爪ダメージを伴います。それでも極力ダメージを避けたい場合は、①か②のスリーステップを選び、1度塗ったらしっかり持たせてオフの頻度を減らし、正しい使用方法でオフをし、オフの後はセラムやオイルでしっかり保湿してください。もしくは、持ちの弱いピールオフベースコートを使用し、決して無理やり剥がさないようにしましょう。
ピールオフベースコートを含む、グランジェの「ワンデージェルポリッシュ」はこちら。
ネットでジェルネイルキットの情報収集をするポイント
あなたに合うジェルネイルキットがなんとなく見えてきましたでしょうか?では、いざ商品探し時にメーカーが準備した商品ページの情報だけでは十分でないことも多く、外部からの情報も参考にするはずです。
そこで良く参照される商品レビュー、SNS、比較サイトの3つについて、注意するべき点をお伝えします。

商品レビュー
<レビュー数>
商品レビューは最も購買を左右する判断材料のひとつではないでしょうか。高評価レビューが多いともちろん信頼につながります。
ただレビューの時期が数年前に集中している、また最近はレビューの更新が少ない、などの場合は要注意。特に大手ECモールでは以前はレビュー集めのルールが今ほど厳格ではなく、高評価レビューをした購入者にポイントやプレゼントを送ることが簡単にできていた時期がありました。
その後サクラ問題などを経てからレビュー集めが人為的にできにくくなった経緯があるので、大量の高評価レビューをそのまま受け取らず、直近のレビューの評価や悪いレビューの内容を良く確認してみるべきです。
<初心者のコメント>
初めてジェルネイルキットを使った方のレビューでは、比較対象が無いのでその商品がまず基準になります。
もちろんうまくできれば高評価につながりますが、他にもっと良い(悪い)商品があるかどうかは分からないので、リピーターの声、他メーカーから乗り換えの方の声、など総合的に判断できれば尚良しです。
<実際に購入したユーザーか>
ECモールなどではそれぞれルールが違いますが、購入商品以外でもレビューが書ける場合があります。また、メーカーの商品ページのレビューは管理者側のコントロールが可能なことも。
そのジェルネイルキットのレビューがリアリティのある内容か、評価が偏りすぎていないか判断してみましょう。
SNS
レビューと同じく、他のユーザーのリアルな声が見れるのがSNSの良さ。ただ、広告と混在しているところが注意点で、最近は広告の場合は「PR」と入れるルールになっているはずですがそうでないことも良くあります。
インフルエンサーの多くはメーカーから報酬をもらって情報発信しているためリアルな声かどうかは分かりにくくなります。フォロワー数が多く、同じような美容系のレビュー投稿が多いアカウントはインフルエンサーの特徴なので、そうでない一般ユーザーの声を参考にしてみてください。
比較サイト
<広告メディア?>
今や全てのカテゴリと言って良いほど、どんなジャンルを検索しても比較サイトやランキングサイトが存在し上位を埋め尽くしています。
これだけ多くあると言うことはビジネスとして成り立っているということで、形を変えた単なる広告メディアのような状態です。内容をどこまで信用するかはあなた次第ですが、レビューやSNSの方がリアルな情報が落ちています。参考情報の一つくらいに受け止めることをおすすめします。
<誰が書いた内容か>
比較サイトによっては専門性の無い表面的な記事も数多くあります。単に順位付けはしているが実際にジェルネイルキットを比較したかどうかも分からず、おすすめ商品のリンク先が表示されないことも。
本当にセルフジェルネイルをよく理解している人の記事なのかそうでないのか、またいつ更新された情報なのかを見極めましょう。
<消費者目線>
逆に実際に使用比較している場面の画像があったり、顔写真つきでプロが記事を監修していたり、いかにも信用できそうな構成の比較サイトもあります。
ただ、プロの監修が入ることによって一般ユーザーにとってではなく、プロにとって扱いやすい商品が高評価になるケースがあります。特にジェルネイルは、知識や経験の無い一般ユーザーがいきなりプロ用の商品を使ってもオンからオフまでうまく使いこなせることはほぼ無い、と言えるほど違いがあります。
一般ユーザー目線の抜け落ちたプロの評価を真に受け過ぎないように注意しましょう。
最後に

冒頭でも言いましたが、ジェルネイルは単に爪を美しくするだけでなく、あなたやあたなの大切な人の日々の気分を高め、気持ちを支えてくれる、素晴らしいポテンシャルを秘めている商品です。
正しい商品選びや使い方をするだけで、今後のあなたに少なからず良い影響を与えると言っても過言ではありません。一人でも多くの方にこの事実を共感して欲しいと思っています。
商品選びでは、流れてくる情報を鵜呑みにせず多角的に判断してください。ぜひ素晴らしいジェルネイルキットに出会って欲しいと願っています。