ネイル講師が生徒に教える時短ジェルネイルオフのコツ。アルミホイル、まだハサミでカットしてますか?


こんにちは。プロネイリスト歴10年の三浦です。
いろんなセルフネイラーさんのSNSを見ていて最近思うこと。
ジェルネイルをしたりポリッシュをするのは楽しいし大好きだけどオフは苦手で大嫌いです、という人の多さ!
『時間だけかかってうまくできなかった』、こんな経験ありませんか?

オフは毎回つきもので、しかもネイル施術の中で一番自爪にダメージを与えてしまうリスクのある工程だから。ポリッシュならまだしもジェルネイルのオフって実際結構大変で時間もかかるものなんです。そこはネイリストだって同じ、だからこそ試行錯誤を繰り返してきました。

今回はそんな苦手を少しでもなくして、爪へのダメージを残さず誰でも効率よく時短オフができるようになるコツ、思わず誰かに教えたくなるようなとっておきのコツをお伝えしようと思います!

目次
    オフがうまくできない典型的な巻き方。アルミが短い、密閉できていない。

    アルミホイルの下準備こそ時短の第一歩

    オフには欠かせないアイテムのアルミホイルをカットしたもの。
    じゃあオフしよう!てなるたびにこれをハサミでカットするところから…いきなりちょっとテンション下がりませんか?

    ネイリストになりたての新人時代、私はこれをハサミでチョキチョキ切る作業がどうしても嫌いでした。金属同士が触れる独特の嫌な感触と音、ハサミの刃にまとわりつく感じ、均一に同じサイズに切れないストレス、毎朝急いで何百枚もつくらなきゃならないのに…

    アルミホイル、まだハサミでカットしていますか?

    よっぽど切れるハサミでもラクじゃないアルミホイルのカット、そんな私を救ってくれたまさに神アイテムとはこの『プラスチック定規』。どこにでもあるコレが誰でも簡単に、しかもたくさん重ねてもきれいにアルミをカットしてくれるのです。

    気持ちいいくらいスパッと!30cm定規がオススメ。

    コツは、定規でアルミホイルをずれないようにしっかり力をかけて押さえて、反対の手に持ったカットする側のアルミホイルを時計で言ったら午後7時の角度、ななめ手前側にスッと引き切るのがコツ。シワがないアルミは1枚で隙間なくぴちっと巻ことができるから、苦手なオフの作業がスムーズになります!

    アルミホイルカットのやり方動画はこちら

    時短につながるアルミホイルのサイズと形

    アルミのサイズ、ベストサイズって考えたことありますか?
    私も最初はなんとなくこんな感じかな、でしたがオフがうまくいかないと思った時になぜなのかを徹底的に考えました。

    サイズはオフがうまくいかない大きな原因の1つ。オフのやり方に関する動画やブログを見ていても小さすぎるアルミを巻いてパカパカしているのを多く見かけます。せっかく長時間おいたところで指との隙間からリムーバーが揮発していたら意味がない、もったいないです!オフもできないし、決して安くないリムーバーの無駄遣い。指の第二関節まで隙間なくぴっちり包み込めるようなサイズなら、この揮発のリスクも大幅軽減できてオフの効率もかなり違ってきます。

    サイズは2種類あると便利。家庭用アルミホイルの一般的なロール幅は25〜30cmが多く、これを10cm幅にカットしたものを、
    3分割する大きめサイズ①と、
    4分割する小さめサイズ②を使い分けます。
    ハンドしかしないなら①のみでOK。

    だいたい10cm巾を目安にカット
    ①大きめサイズ 10×8cm程度(3分割)→ハンド+フット親指用
    ②小さめサイズ 10×6cm程度(4分割)→フットの親指以外の4本用

    上の写真、1枚ずつ下辺の端を少し折っています。この地味なひと工程、実は時短と作業効率UPのための3つの大きな意味があるんです。

    アルミホイルも金属。切りっぱなしたアルミのエッジはとても鋭利で、赤くなったり肌にチクチクやかゆみを感じる人も少なくありません。リムーバーで敏感になっている最中ならなおさら、この端を折るだけで肌ストレスは全然違ってきます。肌の弱い人やアレルギー気味の人なら絶対!
    指に巻いたリムーバーのつたい漏れも防ぎ、さらに取り出す時にくっつきやすくイライラしてしまいがちなアルミがきれいに1枚ずつとれるので作業効率は格段にUP。ピッと折るだけでこれだけの違いがあります。

    アルミホイルをすぐとり出せる収納方法

    毎回アルミをカットするより、まとめて作ってストックしておくのが断然便利。そこからすぐに使うくらいの枚数だけを、サッと取り出せてアルミも折れない、しかもかさばらないこんな方法で収納しています。

    カットしたアルミを角にはさんで
    余白を残してハサミでカットするだけ。
    完成!

    使わないクリアファイルの角を切り抜いたものなんですが結局すごく使いやすくて、とりあえずで作ったはずがここ数年そのまま愛用中。サイズも好みに合わせてカットできるのでスペースに合わせて作れます。

    セルフオフでもアルミの巻き方はネイルサロンと同じが正解?

    セルフオフの時、アルミやリムーバーを浸したコットン、どうやって爪にのせていますか?ネイルサロンでするようにこんなかんじ?

    セルフは片手だからズレて巻きにくい!

    これ、すごく難しいですよね。さらにここに上からアルミをかぶせて巻くって至難の技、しかもズレたり落ちたりせずになんて。これじゃイライラしてオフが好きになれないのは当然です。
    ネイルサロンでこのやり方ができるのはお客様の手、つまり自分の手ではないから。セルフで同じようにしてもうまくできるわけないんです。

    コットンは真ん中ではなく少しサイドに置くのもコツ

    なので、まずアルミにリムーバーを染み込ませたコットンを置いて、そこに自分の爪を置きにいく、というやり方を試してみてください。オフしたい爪の部分にしっかりコットン面をあてることができ、アルミもぴっちり密閉させて巻くことも簡単にできます。アルミをどこから順番に折り込んでいくかも実は大事なので、オフがいつも上手くいかない、アルミをなんとなくクシャっと握り込んでいたかも、という人はこの後の手順は必見!この方法なら苦手な利き手でも難しくありません。

    アルミホイルの巻き方、ぜひこちらの動画も参考に!

    ネイル講師がオススメするセルフオフの手順

    では実際の流れをわかりやすく画像でご紹介していきます!動画はこちら

    〈用意するもの〉

    ・湯煎用ボウル(少し大きめがお湯が冷めにくい)
    ・ビニール手袋(ビニール袋でもOK)
    ・ダストブラシ
    ・リムーバー
    ・カットしたアルミホイル
    ・ネイルファイル150~180G程度
    ・ウッドスティック
    ・ピンセット
    ・マスク
    ・濡らしたキッチンペーパーとトレイ

    オフの際は換気をしていただきたいのですが、1つめのジェルの表面を削る工程ではダスト(削った時に出る細かい粉塵)が舞うので注意してください。必ずマスクを着用し、ダストが再度舞わないよう、手元に十分濡らしたキッチンペーパーを敷くか、水を少し入れたトレイを置く、もしくは少し水を流しながらシンクの上で作業するのをオススメします。

    リムーバーを扱う時は少しでもこぼれたらテーブルや床の塗装が剥がれる等のトラブルになるので、ステンレス製トレイ(100円ショップにもあります)や使わない陶器製のお皿の上で作業すると安心。

    ①トップジェルの層をサンディングしてリムーバーが浸透しやすいようにしておく

    150~180G程度のファイルで力を入れずに往復させ、爪の表面をサンディング。削りの目安は、少なくとも全体のツヤがなくなるまで、リムーブの時間を短縮したいなら一番上のトップの層がなくなる=ファイルにうっすらカラージェルの色がつくくらいまでです。
    ジェルが残りやすい先端付近は少ししっかりめに、長さもここで削って短くするとオフの面積も減り、先端からもリムーバーが浸透しやすくなる時短ポイント!

    ②爪を下面にしてアルミホイルを第2関節を覆える程度まで隙間なく巻く

    アルミの上辺を折りかぶせているところ

    リムーバーを軽く押したらにじみ出るくらいコットンに含ませてアルミホイルに置き、そこに爪を当てたらアルミを1.上辺2.短いほうの左辺3.長めの右辺の順に指に密着させるように折り込みます。

    一方向に密閉させて巻きつける

    最後の3.長めの右辺を巻いたら反対の手で指を軽く握り込み、同じ方向にクルッと密閉させながら巻きつけます。

    第二関節まで巻く

    この順番はとっても重要。クシャクシャにアルミをかぶせるのではなく、ぴったり密閉することではじめてリムーバーも本来の役割を果たしてくれます。

    ③ビニール手袋をかぶせたら湯煎する

    今回は手が浸せる程度の熱めのお湯で、冷めるまで12分湯煎しました

    『湯煎なんて面倒』と思っていませんか?でも、このひと手間をやるかやらないかでオフのしやすさは格段に違います!体温が低くなりがちな指先。特に冬で手が冷えている時は、ビニールで密閉できる+手を温めることでさらにリムーバーの浸透が早まり時短オフにつながります。

    この2つの効果のおかげで、トータル時間も短縮、しかも爪へのダメージも少なくすんなりオフができるならやってみる価値はあり。
    湯煎はしないという人もビニール手袋をするだけで浸透率UP、アルミが抜けるのも防げます。
    ただし、リムーバーは揮発性溶剤のため火気厳禁、ストーブや直火で温めるのは絶対NG!

    ④1本ずつアルミホイルをはずし乾く前にジェルを取り除く

    必ず1本ずつアルミをはずし、ジェルがふやけて柔らかく浮いている状態のうちにウッドスティックで手早く取り除きます。ここはスピードがいちばん大事!

    ジェルがとれない部分がある場合、無理して剥がさず再度リムーバーを巻いてください(手順②へ)。
    他の指のオフがひととおり終わってから、その指に戻ってアルミをはずせば無理にファイルで削り落とすよりよっぽど早く、きれいに、ダメージなくオフできてます。どうしてもジェルが残りがちな先端は、伸びた分の爪を短くする時にそのままカットやファイリングでジェルごと落とせるのでそんなに気にしなくて大丈夫。

    巻き直しもなく1回できれいにオフできました!

    オフがすべて終わったらきちんと手を洗い、最後に爪周りを含めた全体をネイルオイルで保湿することも忘れずに!

    今回はセルフジェルネイルの中でも、時間のかかるオフを解決するためのポイント、アルミホイルに着目してみました。
    時短ジェルネイルオフで一番重要なのは、いかに密閉してリムーバーをよく浸透させるかということ。アルミホイルが苦手だからなにか代用品を、となってしまいがちですが、このごく普通のアルミをどう使うかでオフの効率はまったく変わってきます。
    私も「オフはめんどくさくて時間だけかかって大変」と思っていたし、新人ネイリストの頃はオフのないお客様だといいなぁと常に願っていました。だからこそ、今でもどうしたらラクに短い時間で、きれいに、そして爪を傷めずにオフできるか試行錯誤し続けています。

    アルミホイルの巻き方やサイズを変える、
    手を温める、
    とちょっとしたことなんですが次にネイルオフする時もしかしたら嫌いだったネイルオフが劇的時短オフに変わるかもしれません。

    ジェルネイルオフ動画はこちらをご参照ください。


    お知らせ

    セルフジェルネイルの定番モデルが、10周年を迎えてリニューアル。さらに手軽に、扱いやすくなりました。

    詳細はこちらをご覧ください。

    by miura